人材派遣・多重下請けの問題

 

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ホリエモン

海外の友人がみんな驚くのは日本は人材派遣業が一流企業みたいな扱いであること
アメリカなどでの人材派遣とは医者や弁護士など高給取りの専門職斡旋だけ
こんな昔のヤクザがやってたピンハネ屋稼業が大手を振って商売してる日本は狂ってる
最大のピンハネ屋の会長が日本の経済戦略会議の委員だっていうんだから頭痛がする
他の国なら暴動だよ

ユニクロ会長の柳井が労働人口が足りないから移民受け入れないと日本は滅びるというが
足りないって言ってるのは時給800円のアルバイトであって正社員なんてほとんどなれないのが現状
社員に分配せずに資産2兆円超えの貴族階級がよくも言えたもんだ

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人材派遣専門の会社は規制しようと思えばできると思うけど、これはもっと根が深い問題だと思うんですよね。そして、人材派遣自体は昔からあるモデルで批判してもしょうがない。

 

ジャガイモがいっぱいとれるところで収穫して、ジャガイモが少ない地域で売ったら儲けることができる。作る人は作ることに専念して、売る人は売ることに専念すると効率が上がるということとあまり変わらない。

 

それよりも、多重下請けの構造が当たり前になってるところとかの方が問題では?

 

ずいぶん前に福島原発の作業員とか過酷だってTVで言ってました。政府から出てるお金を元請けがとって、ピンハネして下請けに丸投げ。下請けは下請けでまたピンハネしてどこかの孫請けに丸投げ。これが何重にも連なって、実際の作業員の手にはほとんど残ってない。

 

で、問題が起こったら、普通は発注者は元請けに責任を問う。基本は現場に丸投げ。

でも、問題が起きるときは発注・受注以外の第三者がいることが多い。第三者への対応は発注者と元請けが対応するのが筋だろう。

 

さて、途中に入っている会社は何のために?作業はしない。責任はとらない。それでいて、作業員の雇い主だから立場強いし。これでお金を取れる構造は改善しないと。(この立場強いってところが結構問題。ちょっとニュアンスは違うけど、ホリエモンの「偉そうに一流企業気取ってる」と通づるところはありそう。)

 

この例は原発作業員だけど、ちょっと前のSEとかも似たような話だったと聞く。きっと様々な分野で同じようなことがあるのでしょう。

 

「中間マージンをカットすることでコストを下げる」なんていうのは、最近は怪しい新商品の紹介でも使われなくなったフレーズ。情報化社会の時代に当たり前すぎるから。人材に関してはこれが当たり前でないということでしょう。

 

さて、どのように改善できますかね。やっぱり基本的には元請けの問題でしょうか。

 

気持ちとしては、自分たちで全体を管理できないような仕事を請けるんじゃない!とか思いますけど、大規模化・高度化・複雑化すると、そりゃあ、当然外部委託する部分も出てくるだろうし・・・。

 

ややもすると、

  中間会社の仕事を明らかにせよ→誰も読まない大量の報告書作成業務発生

という流れになりかねない。それじゃダメ。

 

やっぱ、中間を削減するのが良い。業界の構造改革なんでしょうね。

 

で、最大のピンハネ屋の会長って誰のことでしょう。経済戦略会議って昔の名称みたいだし、現在で言うと日本経済再生本部のことでしょうか??

日本経済再生本部 名簿 https://www.kantei.go.jp/jp/singi/keizaisaisei/pdf/meibo.pdf

 

知識がないと、ニュース(?)もまともに読めないですね。すみません。